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8月29日〜9月7日に有明テニスの森公園で行われた全日本学生選手権(インカレ)で、吉備雄也(スポ4)・片山翔(スポ1)組が会田・喜多(慶大)を破り、男子ダブルスの頂点に輝いた。片山にとっては最初の、吉備にとっては最後のインカレタイトルとなったが、「(優勝できて)ホッとした」と口を揃えた。
「2人とも下がってストロークでチャンスを作って、ボレーで打ち抜く作戦がうまく行った」と片山。その言葉通り、深い所で力強いラリーを続け、機を見て前へ飛び出す積極的なプレーを見せた。しかし慶大ペアも強烈なサービスと足元を狙うショットで応戦し、両者ともサービスゲームは確実に守り通す。ゲームが傾いたのは、第1セット4-3の場面。「段々いい風になっていって、波がきたと思った」。早大がブレークに成功する。そこからは「息がぴったり合った」と片山が自ら振り返るような抜群のコンビネーションで、第1セットを奪取。第2セットも交互にポイントを重ねていく両者だったが、早大ペアには天下分け目の戦いを楽しむような余裕が生まれ始めていた。吉備の渾身のサービスはライン上に沈み、苛立ちを見せ始めた慶大ペアに触れさせなかった。片山が放った厳しい角度のボレーがウイニングショットとなり、6-4で優勝を決めた。1年生にしてインカレを制した片山は、「緊張もしたが、やっていくうちに面白くなっていった」と笑顔を見せた。
女子ダブルスは、青山修子・川村美夏(共にスポ3)組が高畑・的場組(相愛大)を相手に、最終セットまでもつれ込む試合(6-4、5-7、6-1)を制し、日本一に輝いた。
前日のシングルス制覇の余韻に浸る間もなく迎えた最終日、男女シングルス決勝。有明テニスの森の二面コートには両コート早稲田の選手の姿があった。
始めに結果が決まったのは男子の決勝、吉備は前日までの試合の疲れを見せることはなかった。両者ともに確実に点数を重ねていき、1セット目は拮抗した展開であった。長身の吉備は豪快なショットを繰り出すも、相手も食らいつき、両者ともに譲らない。しかし結果を見ると6-3という差をつけていた。続く2セット目も6-2で圧倒的な強さを見せ、シングルス優勝を果たした。優勝の瞬間、吉備はコートに倒れこみ天を仰ぎ、男子シングルス、ダブルス制覇の喜びをかみしめた。
吉備の優勝が決まり、同時進行していた井上明里(スポ2)のコートに男女単複制覇という栄冠に向けての期待が一気に注がれた。井上に立ちはだかったのは日大の柳秀美選手。1セット目は4-6で相手の豪快なプレーに屈する結果になった。続く2セット目を制したのは井上だった。両者ともに渾身のショットを放つも、粘りの姿勢が一枚上手だった井上が2セット目を奪う。最終ゲーム、途中通り雨で試合が一時中断したが、熱中症ぎみだったという井上にとっては正に天の恵みだったようだ。再開後の多くのプレッシャーの中、井上は3セット目を6-4で制し、セットカウント2-1でインカレ優勝を果たした。
井上の優勝の瞬間に早稲田は男女単複制覇を成し遂げ、史上初の記録を残した。この史上初の栄冠に、浸る間もなく、次のリーグ戦が待ち構えている。今季絶好調の早稲田はどこまで底力を見せてくれるのだろうか。
関連URL
早稲田大学庭球部公式サイト
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