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カルチャー・クリニック

第2回

フットサルって、何?
文=坂井裕之(ワセダウィルウィン代表)




 

「小さい」日本のフットサル!?

 今回はまず、世界のフットサルに目を向けてみよう。ブラジルなどではサッカーと同じように代表選手が組まれ、たくさんの観客の入るビッグゲームも行われる。サッカーのおまけではなく、一つの競技として認められ、たくさんの競技者とファンがいる。プロリーグもある。第1回では「流行っている」などと説明してきたが、日本では、さすがにブラジルのようにはいかない。たくさんの小さな大会は行われるが、ビッグゲームが少ないのが日本のフットサル界。日本代表入りを狙うほどのトップレベルの選手たちの頭を常に悩ませてきたのは、国内の強敵と渡り合う場が少ないことだった。これまでは日本選手権という大会だけが全国区の大会だった。

 そういった点では日本のフットサルは確かに小さかった…。サッカーに比べて「ミニサッカー」などと呼ばれることもあったが、その規模を比べても、どちらが大きいかは火を見るより明らか。小さい島国、日本。小さい日本の、「ミニ」サイズのフットサルは、その規模も小さかった…。

志ひとつで「SUPER LEAGUE」が誕生

 そのような状況下で、首都圏にホームを持つ国内屈指の強豪チームが、協会や連盟任せにはせず、自分たちの手で自らの舞台を作り上げてしまった。それが「スーパーリーグ」だ。ビジネスや協会主体ではない、選手たちの「志」ひとつで始まったのだ。

 2000年にプレリーグ設立。カスカベウ、ロンドリーナ、府中、プレデター、ガロなどの全国区の強豪が参加し、事実上の日本のトップリーグになった。スーパーリーグとしての2001シーズンからは新たにシャークス、ブラックショーツ、マグ&シーブラジルの3チームが加わり、合計8チームのリーグとなった。選手は元Jリーガーや、ブラジルからの助っ人、または無名選手まで幅広い。

 

志の高い選手たちに支えられ、スーパーリーグは将来のプロ化を目指している。フットサル版のJリーグと言えば分かりやすいが、Jリーグと異なるのは、現在のところ、日本サッカー協会(日本フットサル連盟)からは独立した活動している。

今がまさに熱戦の最中、人気も拡大中!

 現在、スーパーリーグはシーズンの最中だ。現在第5節までが終了し、勝ち点9でカスカベウが首位。それを得失点差5でロンドリーナが離さない。また3位には勝ち点1差でガロが迫るという緊迫した展開を見せている。なんと今日、11月4日にも第6節が行われており、残りはあと2週。12月24日、クリスマスイブにとどろきアリーナで第7節。最終節は2002年1月27日、有明コロシアムだ。まさに今熱戦の真っ最中のスーパーリーグは、フットサルの展開の緊迫感そのままに、最終節まで目が離せない展開となっている。

 またスーパーリーグ自体もテレビ番組で取り上げられるなど、広がりを見せている。確かに今のサッカー人気などに比べれば、まだまだな点も多い。しかし、サッカーのいいところも悪いところも見て育つことができるフットサルは、日本のスポーツの大きな部分を占めることになるかもしれない。だれもが参加できる、身近に感じられる。そして上を目指せば木村和司氏(元横浜マリノス、サッカー日本代表)が監督を務める日本代表チームで、世界を相手に戦うこともできる。何より、ビジネスやお役所主導ではない、フットサルを愛する人たちの「志」一つで始まったスーパーリーグが、これまでのスポーツよりも楽しそう、熱そうに見えることは確かなのだ。 

 小さい日本で、フットサルは着実に大きくなりはじめている。




▼第3回(最終回)は、「フットサルしませんか?」。あなたの周りのフットサル!

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