| 10月31日から一週間にわたって行われた、早稲田の学生と地域の方々とのコラボレーションイベント「わせだまつり」。その中で、僕個人も含めて、最も多くの人たちの関心を集めていたのは、新宿区立戸山公園において四日間にわたり行われたフットサル大会だったと思われる。
「最終的には246チームが参加してくれたわけで、規模だけでいったら、日本最大は間違いないやろね(笑)」
今回のフットサル大会の実行委員長・国本さんは人の良さそうな笑みを浮かべる。確かに、僕の知る限りでも今回のフットサル大会の学内での認知度は非常に高いように見受けられた。僕の所属するゼミからも何チームか参加しているはずである。国本さんは、こうした反響の大きさをある程度予想していたという。
「まず、僕らの世代ってサッカー好きが多いからね。シドニーオリンピックの時も、僕と友達が大隈講堂の前でテレビ観戦してたら、一瞬で三百人くらいの人だかりができちゃって。結局警備員さんにやめさせられたんだけどね(笑)。ああ、みんなサッカー好きなんやなあっていうのはすごく感じましたね」
|
|
しかし、と国本さんは言う。今回のイベントの成功にとって、シドニーオリンピックにおけるサッカー熱の高まり以上に大切なものがあったと。
「早稲田の学生は、無料で、自分が面白いと思うイベントには絶対食い付いてくると思ってたんよ。いや、本当にそのとおりやった(笑)。おいしい物をかぎ分ける嗅覚がやたらに発達してるというか(笑)。そういう早稲田の学生の気質に後押しされたことが大きいね」
ところで、今回のイベントが関心を集めたことのひとつに、地域の小学生との交流試合がある。この試みにはどんな意図があったのだろうか。
「区立の公園を四日間借り切って行う以上、大学生だけで占領したら抗議されてもしょうがないと思ったし、そんな大会ならほかのグランドでもできるしね。早稲田でフットサル大会をやる以上、地域の人から歓迎されるようなイベントをやりたかったからっていうのが一番の理由だね」
[ 次のページへ ]
|