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2004/10/16 [競走部]

箱根駅伝予選会を堂々1位通過。2005年正月の箱根駅伝本選出場を勝ち取った。

 
 
 
   

チーム内4位でゴールしたのはルーキーの石橋洋三(スポ1)。序盤から先頭集団につき、上級生に引っ張ってもらうことで自身の力を発揮できたと話す。5位は8月の合宿での怪我の影響が懸念された河野隼人(スポ2)が入った。ひざを故障して3週間ほど走れない状態が続き、その後も調子が上がらず不安を感じたというが、当日は「意外なほど楽に走ることができて、調子が良かった」ようだ。怪我により一時は出場断念もうわさされた空山隆児(人4)は6位でゴール。練習を再開できたのは9月初旬から、ほぼ一ヶ月という短期間で仕上げて今大会には臨んだ。「自分に求められていたのは、残念ながらエースとしての役割ではなく12分のひとりというものであったから(今季実戦経験がほとんどないことは)不安ではなかった。本選では他大学と渡り合って下の学年にシード権を残していきたいし、それがチームのトップとしての姿だと思う」。

7位の八木大三(理工M2)に1秒差で小島将平(スポ1)、6秒差で岡部がゴールした。昨年の予選会ではチーム最下位だった八木だが、夏からAチームの練習に合流し予選会直前の部内タイムトライアルでは5番目のタイムを出すなど調子を上げていた。8位に入った小島は春先はシンスプリントを痛めておりそれを気にしながら夏の走りこみを行ったというが、長い距離への不安を感じさせない走りを見せた。だが「石橋に負けたのが悔しい」と、その表情は複雑だ。一方9位の岡部は「最低限の目標は達成できたが、四年生としてはもっと前にいなければならない」と悔しさをにじませた。合計タイムに換算される最後の走者は10位の駒野亮太(教1)。距離に対して不安はなかったというが、「後半になって足が動かなくて前半の貯金で走っている感じだった。最後まできちんとしたペースで走りきりたい」という。今後の課題は「足と手の連動をもっとスムーズにいくように工夫して、さらに省エネで走れるようにしたい」と語った。残念ながら合計タイムには換算されなかった11位は学生コーチの河津直行(一文5)だ。現在は伸び悩む選手を中心に指導を行うのが主でありチームの底上げに大きく貢献しているが、今回は安定感のある選手として起用されていた。

第81回箱根駅伝予選会結果
順位
大学
1位
早稲田大学
2位
大東文化大学
3位
明治大学
4位
専修大学
5位
山梨学院大学
6位
中央学院大学
7位
拓殖大学
8位
城西大学
9位
帝京大学
10位
東京農業大学
9位までが本選出場。7〜10位は関東インカレのポイントによる。

 走った選手だけではなく、チーム全員で勝ち取ったと言ってよい1位通過という結果によって、チーム全体が喜びにわきかえる姿をひさしぶりに見せた長距離ブロック。だが一方でチーム内最下位でゴールした藤森憲秀(スポ2)の涙を拭く姿があった。予選会前の試合や練習では好調な姿を見せており、昨年の予選会ではチーム内3位の走りを見せていただけにまさかという結果だった。その原因を藤森は次のように話す、「あがって走れなかったというわけではなく、レース当日まで平常心でいられず集中しきれなかった。自分で考えていた(チームの)雰囲気と違うところがあって、自分もチームもこれで大丈夫なのかと必要以上に気になってしまって。そういう部分で変に意識し過ぎてしまい、(自分の調整に)集中しきれなかった気がする」。藤森の不安は幸いなことに的中はしなかった。しかし勝敗は紙一重、現在の勢いに乗って行くことも必要だが、同時に慎重さも併せ持たなければならない。「目標であった予選会突破に甘んじることなく、箱根本番で笑って終われるようにしたい」という杉山一介主将(人4)の言葉通り、予選会を走った選手、これからの選手、支えるスタッフ、全員の笑顔が輝く1月3日の大手町に向けて、長距離ブロックは走り出したばかりだ。

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関連URL
早大競走部公式サイト

 

(TEXT=近藤優美子、PHOTO=近藤優美子、斉藤美穂)
 


 
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