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  Realvoice年間プロジェクト 

2004/7/4掲載 

(昨年度第6回はこちらへ)

 今年3月のシーズン終了から、はや4ヶ月。土井は新たな気持ちで、シーズンにむけて精力的にトレーニングを積んでいる。いよいよ本格的な夏の到来を実感する7月上旬、私はスピードスケートの夏場の練習を見学させていただくべく、北区にある国立スポーツ科学センター(JISS)を訪れた。トレーニングルームでは、土井の他にも、レスリング日本代表の選手達が熱のこもったトレーニングを行っており、室内は緊張感に溢れていた。


東京都北区にある国立スポーツ科学センター
 

 この日土井がこなしていたメニューは、今が追い込みの時期ということもあり比較的厳しめだという。中でも印象的だったのは、パワーマックスというトレーニングである。このトレーニングでは、トレーナーの「10秒前・・3・2・1・ゴー」の掛け声と同時に、負荷をかけた自転車を2分間全力でこぎ続けるのだが、土井はこのトレーニングを終えると、よろけるように自転車を降り、あまりの苦しさから、顔を歪めて仰向けに倒れこんでしまった。自転車をこぎ終える時には心拍数は180を超え、なおかつ乳酸で足は突き上げるような痛みに襲われるからだという。この過酷なトレーニングを、インターバルを挟みながら5セットも行っていくのだ。その後は今年から新たに取り入れたという、ドレッドミルというトレーニングを行い、柔軟運動をして3時間少々ほどで練習は終了。過酷なトレーニングを、集中する時は集中し、気を抜く時は抜くといったメリハリをつけて行っていたことが印象的であった。さっそく練習終了後、近況などについて話を聞いた。

――まず、日に焼けましたね?
 そうですか?野球の早慶戦行ったんでその時に焼けたんだと思いますよ。

――昨年のことは忘れて、気持ちはもう切り替わっていますか?
 はい。また高く新しい目標に向かって頑張っているって感じです。

 

充実したトレーニングルームで練習を行っている

――今日の練習を見ていて思ったんですが、練習において「妥協」という言葉は存在しませんね。
そうですね。僕たちは学生で午前も午後も練習に使えるわけではありませんから、限られた時間の中でも集中してやるようにしています。

――JISSは、数多くのオリンピック選手が利用する施設なだけに、ここに来ると刺激も受けるのでは?
 今年はオリンピックシーズンということもあって、いろんな有名な選手が来ているので、その練習を見ることができるのは勉強になると思いますね。

――去年W杯を戦った中でいろいろな課題が出てきたと思うんですが、今はどのようなことを意識してトレーニングをしていますか?
 技術的には、いい感触をつかんで昨シーズンを終えることが出来たので、今は来年に向けてもう一回、体をしっかりと作り直そうと思っています。なので今年は昨年よりハードに練習を入れています。もう一回りしっかりとした土台を作ってシーズンに臨みたいですからね。

――今日のトレーニングにしても常に科学的根拠を求めていますね。
 心拍数を測ることは、体の疲労度とかを考慮して、トレーニングで強度を上げたりとか、下げたりとかができるような目安にもなりますから。漠然としたトレーニングでは自信に繋がりませんし。

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(TEXT、PHOTO=中島和朗)

 

 


 
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