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(前のページより) ――普段、スポーツ科学科で勉強していることは競技に生きていますか?
今年はいろいろな授業をとっているんですけど、その授業で得た知識とかから、自分の練習が間違っていないんだなと感じます。運動生理学とかの授業とかで、今やっている練習の根拠を深く理解できるようになりましたから、(授業が)役に立っているとは思います。
――今年はオリンピックのプレシーズンになるわけですが、今シーズンの位置づけは?
今年はW杯で、最低でもAグループで滑りたい。それでAグループの中でどれだけ順位をあげていけるかが、今年の鍵になると思います。オリンピックの前の年だから調子を上げすぎて次の年に調子が悪くなるということにはしたくないので、自分の中での今年の位置づけというのはしっかりと考えておきたいなと思います。
――今後の予定は?
今月末から1ヶ月ほどカナダのカルガリーに行って氷上練習をします。カルガリーから帰ってきてからは1週間ほど休んで、9月からは北海道で陸上合宿、その後は長野に入るといった感じですね。カルガリーではサマークラシックという大会にも出ますけど、結果は意識せず、あくまで練習の一環としてですね。
――話が少し変わります。全てというわけではありませんが、大多数の大学生は、やっぱりなんとなく大学いったり、バイトをしたりといった感じの生活を送っていると思います。でも土井君はスケートというやるべきものがしっかり決まっていて、卒業後も競技を続けていこうと思っている。普段、大学に通うなかで他の学生との意識の違いを感じることはありますか?
意識の違いですか・・・。逆に僕が、普通の学生の生活をしてみたくなることもありますし、でも普通の友達とかと話している中で、自分を応援してくれる人がいっぱいいるので、それを聞くと頑張らなきゃいけないなって思います。
――最後に、今年の目標は?
W杯でAグループで滑ることと、世界選手権と世界距離別選手権出場。あと他にも、オーストリアのインスブルックで行われる冬季のユニバーシアードも狙っています。ユニバで優勝するのもかなりレベルが高いですからね。
昨年はW杯出場という目標を見事に達成したが、目標を達成していくその裏には、過酷なトレーニングがあるのだということを、今回練習を見学させていただき改めて実感することができた。「普通の生活がしてみたくなる時もある」との一言があったが、むしろ大きな目標に向かって妥協のない日々を送り、日の丸をつけて国際試合を転戦するといった普通の大学生では絶対にできない経験を積んでいることこそ、本当に羨ましいことであると思う。着実に努力を重ね、大きな目標に向かって進んでゆく土井槙悟という一人のスケーターの成長過程を、昨年に引き続き今年も追っていきたい。
(第2回に続く)
| 土井槙悟プロフィール
所属・学年:早稲田大学人間科学部スポーツ科学科3年
生年月日:1983年8月23日
出身地・出身校:北海道・白樺学園高校
身長・体重・血液型:176cm・75kg・A型
競技歴:3歳ごろよりスケートを始める
主な実績:1500m、3000m、中総合で日本中学・高校・ジュニア記録保持、2001年世界ジュニア選手権優勝、インターハイ1500m優勝、全日本ジュニア選手権2連覇、全日本距離別選手権1500m優勝、国体優勝、2003/2004W杯代表など
今までで一番印象に残っている大会:オランダで行われた2001年世界ジュニア選手権
海外で仲のよい選手:シャニー・デービス(米)、タッカー・フレデリクス(米)
ライバル:シャニー・デービス
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