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早稲田スポーツ探訪

部活動、或いはサークル活動などで、早稲田の学生は様々なスポーツと日々親しんでいます。自分以外の人が、早稲田でどんなスポーツライフを送っているか、意外に知らない人が多いのではないでしょうか。体育各部の活動を中心に、早大生のスポーツ事情をコラム形式でお伝えします。

2008/12/23更新  第69回

第84回早明ラグビー観戦記

指導02早大側の応援席。
次はエンジ一色にしたい。

指導02 これぞラグビーの代名詞 勇ましい男たちのスクラム

 伝統の早明戦が国立競技場にて開催された。光る太陽、雲一つない青空、青々と輝く芝生。気温は今年一番の冷え込みを見せ、まさにラグビー日和であった。

 11月23日に開催された早慶ラグビーを観戦した際、親切な慶応ボーイにルールを説明してもらった私は意気揚々と競技場へと向かった。実は今回初めての国立競技場への入場であり、胸が高鳴っている。

 今年の早明戦は例年とは違ったようだ。例年の早明戦には国立競技場が満員になるほどの人が来るそうだが今年は実に空席が目立った。特に早大側の空席だ。明大側はほぼ満員になっており、盛り上がりを見せていたが、早大側は数える程度しか人がいなかった。トイレで遭遇したおじさんも「こんなに人のいないのは久しぶりだ。ビールも飲む気がしない」ともらしていた。試合後の集計で観客は2万5710人とワースト2位になった。昨年は4万3000人もの観客を集めただけに今年は寂しい客入りとなってしまった。

 午後2時、フィフティーンが入場し、両校の校歌が演奏され、いよいよ試合が開始となる。試合はいきなり動く。前半8分橋本樹(スポ4)のトライで早大が先制。しかしその後は明大のペースがつづき、早大はゴールキックの失敗や反則などが目立ち、なかなかペースをつかめない。前半を終えてみれば5−7で明大の2点リードであった。ハーフタイムには両校のチアリーダーによるパフォーマンスがありうれしいかぎりだ。その後トイレに行ったのだが男子トイレは満員であり、初めてトイレで並ぶという経験をした。そうこうしているうちに席に戻ってみるとすでに後半が始まっていた。席に戻ってすぐ、明大の独走トライの現場を目撃してしまう。なにか嫌な予感がした私であったが、その予感は的中してしまった。明大はその後もトライや反則などにより点数を重ね早大は5−24まで離されてしまう。そして私はただ前の席の明大スポーツの記者たちが喜ぶ姿を見るばかりであった。
  しかし後半23分田中渉太(スポ4)のトライで反撃を始める。続いて後半36分上田一貴(教4)のトライ、そして田邊秀樹(スポ3)のコンバージョン(トライ後のゴールキック)がきまり7点差に詰め寄る。そして後半43分坂井克行(スポ2)のトライがきまり2点差、次のコンバージョンが決まれば同点、そしてこれがラストプレーという場面。キッカーは先ほどゴールを決めている田邊。異様なほどの静けさ、緊張感が競技場内を包み込む。ボールが蹴られる。冬の青空に蹴り上げられたボールきれいな弧を描く。しかしボールはポールを通過せずにはじかれてしまう。そこでノーサイド。早明戦9年ぶりの敗北は実に劇的な幕切れとなった。

 今回、試合に敗れてしまったことは確かに残念であったがそれ以上に残念だったのはやはり観客の少なさだ。わたしたちにとってラグビーというスポーツはなじみの深いものでないかもしれない。しかし私がそうであったように1度試合を見てしまうとその世界に引き込まれてしまう。ラグビーはそんな魅力を持っている。それに加え早稲田のラグビーは他校に引けを取らない力をもっている。私たちはラグビー観戦に実に恵まれた環境にいるのだ。この絶好の機会を逃す手はない。12月20日から連覇がかかる全国大学選手権が開幕している。1回戦で宿敵、関東学院を破った早稲田ラグビー蹴球部はこれからも勝ち続けてゆくだろう。この機会にぜひ友達を誘って競技場に足を運び、フィフティーンにエンジ色の声援を送ってみてはどうか。

 

関連URL
早大ラグビー蹴球部公式サイト

(TEXT=鈴木雄介、PHOTO=岡崎聡)
 


 
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