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早稲田スポーツ探訪

部活動、或いはサークル活動などで、早稲田の学生は様々なスポーツと日々親しんでいます。自分以外の人が、早稲田でどんなスポーツライフを送っているか、意外に知らない人が多いのではないでしょうか。体育各部の活動を中心に、早大生のスポーツ事情をコラム形式でお伝えします。

2009/7/30更新  第71回

早大バレエサークル『Ciel』 第2回公演鑑賞記

指導02
『M』

指導02
『Passion』

 早稲田の杜に、大輪の花が咲いた。
 7月18日、大隈講堂で行われたバレエサークル『Ciel』の第二回発表会。光に照らされた舞台に登場したダンサー達の美しさに、思わず息を呑んだ。絵画のような芸術を己の肉体一つで表現する彼ら。その姿は芸術家であると同時にトップアスリートでもあった。早稲田スポーツ探訪第71回目の今回は、そんな彼らの公演をレポートする。

 2部制になっている今公演。その第一幕開演と同時に、まず目を奪われたのが一人ひとりの独創性だった。第一曲目と最終曲に演じられた『M』『passion』は、それを象徴する作品と言えるだろう。両作品とも現代バレエの雰囲気漂う振り付けだけに、相当な技術を要すると思われる。だがダンサー達はその難しさを、個々が持つテクニックと雰囲気でカバーしている。どちらも大人の女性の美しさが見事に表現された作品となった。

 現代的な作品として前者と対極を行くのが『アランフェスシエロ』だ。元気で快調な曲に、リズム感の良いダンスがフレッシュでなんとも心地よい。この演目の最大の特徴はパ・ドゥ・カトル(男女3人の踊り)にある。女性の愛らしさに男性の力強さが加わるため、実に迫力がある。見ている観客の目を楽しませる作品だ。

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『アランフェスシエロ』

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『トレパック』(くるみ割り人形より)

 また1幕では、クラシックのヴァリエーションも演じられた。『眠れる森の美女』『ライモンダ』『海賊』『ドンキホーテ』『アラジン』。どれもバレエの名作で、多くのバレエダンサーに演じられてきたごく一般的作品だが、彼らが演じるヒーロー・ヒロインには一人ひとりの“色”が出ている。時には少女のように、時には大人っぽく。役のイメージに囚われることなく、見事に演じ分けている。その姿に会場からは溜め息がもれていた。

 第2部は、これもバレエの名作『くるみ割り人形』が上演された。
 この作品の舞台となるのは、あるクリスマスの夜だ。主人公の少女・クララの家で催された盛大な祝宴。その後のこと。眠りについた彼女は夢の中で、ある不思議な光景を見る。それは、自分が巨大なハツカネズミに襲われている夢だった。クララは無我夢中逃げまわる。そこに、クララがずっと大事にしていたおもちゃのくるみ割り人形が登場。彼女を守るためネズミたちと戦いを繰り広げる。死闘の末、みごとネズミに勝利したくるみ割り人形は、突如美しい王子の姿に変身。王子はクララを様々な国に連れて行ってくれるというストーリーだ。


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(TEXT・PHOTO=小垣卓馬)
 


 
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